2008年 
    〜「新たなる発進」の章〜

2008年5月
始まりは、このTと出会っちゃったことだった。

近くにある修理&中古車販売のお店に売られていたこいつ。
綺麗な夕日色、そして上半身が黒というツートンのにくいヤツ。w
しかも、そそられる5MTの固体。

もともとは緑色の普通のTだったこの車を、ここの車屋の兄ちゃん(私と同い年w)が
丁寧に直し、細かいことにまでこだわって、仕上げ作った思い入れのある一台だそう。

前を通るたびに、気になりつつも、声をかけると
「イケナイ衝動」に駆られそうで、
あえて、気にしないようにしていたりした。(笑)
といいつつ・・・未練たらしく、用もないのに、そちら方面へ無理矢理遠回りをしてみたりする日々。

が!そんなことを知ってか知らずか、どうも、旦那さんが気に入ってしまった様子・・・(爆)

買ったら?!とか、言い出す始末(笑)
そらね、買っていいなら買わせていただきますよ、ってなもんだ。
旦那、ノリノリで、「試乗させてもらおう」とか、値段交渉とかやっちゃってるし。

でもさ、二台体制にできるんじゃなきゃ、買う意味はないと思うわけだ。
(いやいや、そんなこたーないだろ・・・)

どのTでもいいわけじゃないんだな、自分にとっては。

ということを、「別なTへの乗り換え」をちょっとまじめに考えるにあたって、思い知ったわけです。

そのことを、大真面目に旦那に解いたら、商談を開始していた(のか!)
車屋の兄ちゃんに、ちゃんと、その大真面目な理由を告げて断っていた。(爆)

でも、なんだか、発熱状態が治まりきらず、断ってきたその矢先、今度は、
「じゃぁ、こいつを全塗しよう」とか言い出した!
しかも、断りもなく勝手に、ビストロのパーツを集めだしてるし。(爆)

なんなんだ?このノリノリな感じは。
と、人事のように見物していたのだが・・・



以前からよく言っていたので、知ってる方も多いと思いますが・・・
私は「赤いT」が、好きで好きで、全塗することがあっても、他の色じゃなく、再度「ヴィヴィアンレッド」を選ぶでしょう。
と、公言していて、実際その瞬間まで、「別な色に」ということが選択肢として、まったくありえないことだったのです。

が・・・

ここで、「自分のこだわりたいこと」が、ここまで「赤」にこだわってきた、
自分自身の首を絞めていくことになってしまったのでした・・・
そのこだわりたいことが、まさに「純正色」ということについてだったからで・・・w

 私、「ヴィヴィオのデザイン」を最大限に引き出すものには、それぞれの「色」も、
 大きなウェイトを占めてるんぢゃないかと勝手に思っていまして・・・


ご存知、ヴィヴィオそのものには、いくつかの「赤」があるけど、ビストロでは、
ヴィヴィッドな赤は外されている。
これは、レトロなイメージを優先した、デザイン寄りのカラーバリエーションなのかな?とこれも勝手に思っている。

ビストロ化は、Tのかわいい衣替えとして、多くの人がやってきたこと。
自分も同じことをすることになった。
でも、どうせなら、人と同じではなく、自分なりの「思いの長け」にこだわってみたいなと・・・思った。

こう言いながら、思いっきり矛盾が生じていることに、超超悩みつつ、しばし時間が経過していったのでした・・・

  ※矛盾とは
  
 「TにはTの純正色が似合うと思う!絶対に!」
             と
   「ビストロには、ビストロのイメージでしょ!やっぱ!」   

・・・ビストロ純正色に「赤」がない、ちゅーのが泣ける〜ぅ。 

  ・・・・悩むーーーーーーーーーー!


さて、さて、なぎTよ、どこへ行く・・・・

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